今回対処しましたので、説明していきます。
症状
NASへアクセスするためのフォルダーを開くと以下の画面が表示されます。
「このショートカットの参照先にアクセスできません。必要なアクセス許可がない可能性があります。」
引き続き、下記の画面が表示されます。
「ネットワーク資格情報の入力」画面
本記事で使用するOSについて
本記事で使用しているOSは「Windows11 Pro」となります。
環境
認証に使用しているユーザーIDとパスワードは「資格情報マネージャー」に登録しています。
資格情報マネージャーとは、Windowsの標準ツールで、NASやサーバーなどのネットワーク機器へログインするための情報を記憶させることができます。
1.資格情報を削除する
削除後は再登録しますので、予めユーザーID・パスワードを確認しておきましょう。
① スタートメニューをクリックします。
②
1.検索バーに「cont」と入力します。
2.「コントロールパネル」がヒットしますので、クリックします。
③ 「資格情報マネージャー」をクリックします。
④ 「Windows資格情報」をクリックします。
⑤
1.該当するサーバーをクリックします。
2.「削除」ボタンをクリックします。
※削除しようとしているサーバーのアドレスやユーザーIDは、予め確認しておきましょう。
2.資格情報を登録しなおす
① 「Windows資格情報の追加」をクリックします。
②
1.対象サーバーのネットワークアドレスを入力します。
2.対象フォルダに設定されているユーザーIDとパスワードを入力します。
3.「OK」ボタンをクリックします。
インターネットまたはネットワークのアドレス:NASのホスト名、またはIPアドレスを入力します。
ユーザー名:フォルダに設定されているユーザー名を入力します。
パスワード:フォルダに設定されているパスワードを入力します。
③ 対象のフォルダーを開き、アクセスできることを確認します。
3.ユーザーID・パスワードが分からない場合
BuffaloのLinkstationを例に、パスワードの変更方法をご紹介します。
① ブラウザを起動します。
※今回はGoogleクロームを使用します。
② LinkstationのIPアドレスを入力し、Enterキーを押します。
③ 「詳細設定」ボタンをクリックします。
④
1.「パスワード」を入力します。
2.「無制限」を選択します。
3.「OK」ボタンをクリックします。
⑤
1.「ファイル共有」をクリックします。
2.「ユーザー」をクリックします。
⑥ 該当のユーザー名を確認し、クリックします。
上記のようにどれかのユーザー名が使われています。
設定されているアクセス権の詳細は「共有フォルダー」を確認する必要があります。
⑦ 「編集」ボタンをクリックします。
⑧
1.「パスワード」と「パスワード再入力」欄に新しいパスワードを入力します。
2.「OK」ボタンをクリックします。
⑨ これで対象フォルダーのパスワードが新しくなりましたので、Windowsの資格情報を登録しなおしましょう。
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