この記事について
今回は、ELECOMのWi-Fi6対応の無線ルーター【WRC-X1800GS】を実際にさわることができましたので、レビューしたいと思います。
- 商品のスペック
- 購入時に気を付けるポイント
- 各機能の詳細
今回レビューする商品
商品の位置付け
緑色のパッケージが印象的なELECOMの無線LANルーター(WRC-X1800GS)です。
推奨する環境は、戸館であれば「2階建て」、マンションであれば「3LDK」となっています。接続台数は26台で、Wi-Fi6対応の商品です。
「あまり大人数ではないご家庭向け」と言ったスペックです。
性能、スペック
項目 | 説明 | |
① | 無線LAN規格 | IEEE802.11ax(Wi-Fi6) IEEE802.11ac IEEE802.11n IEEE802.11g IEEE802.11b IEEE802.11a |
② | 転送速度 | 5GHz帯:最大1201Mbps 2.4GHz帯:最大574Mbps |
③ | アンテナ | 内蔵タイプ(送信2本×受信2本) |
外装
サイズはコンパクトで、幅36mm×奥行132mm×高さ164mmです。
また重さは300gとなっています。
背面の構成は写真の通りです。
項目 | 説明 | |
① | WANポート | モデムやONUと接続するためのWANポートです。 |
② | LANポート | LANポートが2つしかありませんので、有線ケーブルを多く使っている方は注意が必要です。 |
③ | リセットスイッチ | 初期化する際に使用します。 |
④ | WPSスイッチ | WPS(簡単接続)スイッチです。 |
⑤ | 動作モード切替スイッチ | ルーターかAPかを切り替えます。 モードは2つしかありませんので、シンプルな作りです。 |
付属品
付属品は下のとおりです。
付属品名 | 補足 | |
① | かんたんセットアップガイド | 簡単な冊子です。 詳しいマニュアルはウェブで確認する必要があります。 |
② | 製品情報 | |
③ | 本体 | |
④ | 電源アダプタ | |
⑤ | スタンド | 壁掛け用にも使えます。 |
⑥ | LANケーブル/壁掛け用ビス | LANケーブルは、0.5mと短いので注意が必要です。 本体の壁掛け用のビスは付属しています。 |
セキュリティーWi-Fi機能
Wi-Fiは、「セキュリティーWi-Fi」と「ホームWi-Fi」の2つ存在します。
これらはWi-Fiに接続するときに、2つのSSIDが表示されます。
※「s」があるものとないもの。
「elecom-s-****」の方は、「セキュリティーWi-Fi」のSSIDです。
「elecom-****」の方は、「ホームWi-Fi」のSSIDです
2つの違い について | 項目 | 説明 |
① | セキュリティーWi-Fi | 他の端末と通信ができないため、高いセキュリティを維持しながらインターネットをすることが可能です。プリンターとの通信も制限されます。 |
② | ホームWi-Fi | 他の端末との通信も可能です。 |
セキュリティーWi-Fiは、他の端末へのウィルス感染を防ぐことができるので、自宅で仕事をする場合などに利用することができます。
バンドステアリング
バンドステアリングは、初期設定で有効になっています。
バンドステアリングは、環境に応じて2.4GHzか5GHzかを自動で選択してくれる機能です。
通常はONにしていて問題ありません。
暗号化方式
暗号化方式は、最新のWPA3に対応しています。
ですが初期値は、WPA2 AESとなっていますので、変更したい場合は手動で変える必要があります。
友達Wi-Fi
ルーターモードであれば、「友達Wi-Fi」という機能を使うことができます。
友達Wi-Fiとは、予め来客用のSSIDを作成しておくことで、安全にインターネットをすることができます。いわゆるゲスト用のSSIDですね。
他の端末へのウィルス感染やセキュリティを上げることができます。
ビームフォーミングZ
ビームフォーミングZ対応機種ですが、機能をOFF/ONする画面はありませんでした。おそらく標準でONになっていると思います。
ビームフォーミングZは、離れている端末にも電波を届きやすくする機能です。
使ってみた感想
3LDKのマンションで使用してみましたが、ドアを閉めた状態でも接続は安定していました。
※建物の造りなどによって変わりますので注意。
また、設定画面はシンプルなので初心者の方でも問題なさそうです。