耳にすることが多くなったWi-Fi6ですが、スマートフォンやパソコンが対応しているだけでは利用することができません。もちろん家庭に置かれている無線LANルーターもそれに対応させる必要があります。
機械の感じや、設定・機能などを確認しましたので、ぜひ参考にしてください。
今回レビューする商品
今回レビューする商品がこちらです。
外観・サイズ・同梱品について
筐体は、中腹が膨らんでおりスタイリッシュな仕上がりになっています。
本体のサイズは幅59mm×高さ177mm×奥行175mmです。
以前の機器であるWHR-1166DHP3が260g程度なので、倍以上の重さがあります。
背面のLANポートはWANポートを入れると5ポート有り、全ポート最大1Gbpsです。
置いて使うパターンが多いかと思いますが、付属のキットをセットすることで壁にも取り付けることができます。
※留めビスは同梱していません。
同梱品は下記の通りです。
・説明書
・電源アダプタ
・LANケーブル
・壁取り付けキット
発熱について
この製品の筐体は熱を逃がすための構造かなと思い、1日電源をつけっぱなしの状態にしてみました。
SSID設定画面について
初期状態は、Wi-Fi6であるIEEE802.11axが有効になっています。
また下記の図のように、4つのSSIDが有効になっています。
周辺の電波を拾ってみると、下記のように4つのSSIDを発信しています。
・Buffalo-G-****-WPA3 (WPA3)
・Buffalo-A-**** (WPA2)
・Buffalo-A-****-WPA3 (WPA3)
ためしにWPA3に接続してみたところ、パソコン上で問題なく有効になりました。
ちなみにテストしたノートパソコンは、アンテナ数が2×2で、IEEE802.11ac(Wi-Fi5)対応です。
参考までに下記は、Buffalo-A-**** (5GHz帯のWPA2)で接続した例です。
WPA2が採用されていることがわかります。
SSIDを減らす
SSIDがいっぱいあると困惑してしまいますので、OFFにすることができます。
※「バンドステアリングLite」については後述します。
チャンネルボンディングについて
チャンネルボンディングは初期設定で「自動」になっています。
2.4GHz帯では「286Mbps(20MHz)」、5GHz帯ではMAXの「4803Mbps(160MHz)」の設定になっています。
この技術をチャンネルボンディングと言います。詳しくは下記を参照下さい。
この記事について 【無線Wi-Fiのチャンネルとは?】無線Wi-Fiで使われる「チャンネル」という用語を分かりやすくまとめています。・チャンネルとは?・チャンネルの役割・チャンネルボンディング(ワイドバンド)とは?・チャ[…]
ビームフォーミングEXとMU-MIMO機能
古い端末にも有効なビームフォーミングEXやMU-MIMO機能も初期設定でONになっています。
バンドステアリングLite機能
本機には、バンドステアリングLiteの機能が搭載されていますので、「使用する」にチェックを入れる事で有効になります。
そのため、SSIDは1つだけになりますので「どっちに接続したらいいの?という場合は安心な機能」です。
また参考までに「バンドステアリング」と「バンドステアリングLite」との違いは、下記の通りです
バンドステアリング | バンドステアリングLite | |
① | 複数のSSIDに切り替え可能 | 同じSSID内で切り替え可能 |
② | 電波強度や混み具合、接続台数を総合的に判断する | 電波強度の強い方をチョイスする |
まとめ
「通信の安定性」「速度」「範囲の拡大」などの機能が充実している機器です。
項目 | 説明 | |
① | Wi-Fi6による通信の効率化 | Wi-Fi6は「複数端末」「大容量通信」に最適な技術です |
② | ビームフォーミングによる接続の安定性 | 端末が離れていても、接続が安定します。 |
③ | WPA3によるセキュリティの向上 | 最新の暗号化技術を使えます。 |
④ | スタイリッシュな外観 | 重量がありスタイリッシュな外観です。 |
⑤ | EasyMeshによる接続範囲の拡大 | 接続範囲を広げることが可能。 |
⑥ | IPoE対応による通信速度の高速化 | PPPoEに変わるIPoEにも対応。回線契約によって通信速度向上を見込めます。 |
⑦ | バンドステアリングによる通信の安定化 | 電波の強い帯域を自動で選んでくれる。 |