今回は、製品の種類やその違いを整理していきます。
Microsoft Officeの種類について
それは「買い切り版(または永続版)」と「サブスクリプション版」と呼ばれるものです。
買い切り版と言うのはその名の通り「最初に製品代を払ってしまえば、ずっと使えますよ」という製品です。
もう一方のサブスクリプション版は「毎月(または毎年)お金を払えば、使えますよ」という製品です。
支払い方法の違いなの? と思われるかもしれませんが、大筋は合っています。
厳密にはそれに加えて、多少のサービスの違いが発生します。
これらは好みが分かれるところですが、個人的には最初にお金を払ってしまい、ずっと使い続けたいですね・・。
ところがそうも言っていられない問題があります・・・。
これについては後ほど解説します。
ひとまず、これら2種類の特徴をそれぞれ解説していきます。
それぞれの製品名
種別 | 製品名 |
買い切り版 | Office2021 Personal Office2021 Home&Business Office2021 Professional |
サブスクリプション版 | Microsoft365 Personal Microsoft365 Business Basic Microsoft365 Apps for business Microsoft365 Business Standard Microsoft365 Business Premium |
買い切り版は「Office 2021(2019等)」で始まり、サブスクリプション版は「Microsoft365」から始まっていますね。
買い切り版(永続版)Officeの特徴
① 初期費用が発生する
最初に製品代を払い、長く使用し続けることで元が取れていきます。
Microsoft Storeでは↓の金額で購入することができます。
・Office 2021 Personal:¥32,784 (税込)
・Office 2021 Home&Business:¥38,284 (税込)
・Office2021 Professional:¥65,784 (税込)
また↓のようにAmazonや楽天でも安く購入することができます。
② 1ライセンス2台まで使える
1ユーザーで2台までのデバイスにインストールして使用することができます。
2ユーザーで使う場合は、2アカウント必要となりますので注意が必要です。
③ サポート期限がある
永続版と言っておきながら、ずっと使うには無理がでてきます。
なぜならサポート期限を過ぎると更新プログラムが配信されなくなり、セキュリティレベルが著しく落ちるためです。
とは言え、期限迎えるまでは問題はありませんので、こちらをチョイスされる方も多いです。
ちなみにOffice 2021は「2026年10月13日」までですので、遠くない将来と言う感じですね。
④ 使えるアプリケーションについて
買い切り版には以下のアプリケーションを使うことができます。
製品名 | Word | Excel | Outlook | PowerPoint | Access | |
① | Office 2021 Personal | ○ | ○ | ○ | ||
② | Office 2021 Home & Business | ○ | ○ | ○ | ○ | |
③ | Office 2021 Professional | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
⑤ 購入方法について
<1.プリインストール版を買う>
パソコンを新規で購入する場合は、最初からOffice2021アプリが付いているモデルが販売されています。
この場合はOfficeを割安で購入することができます。
<2.Office製品だけ購入する>
「パソコンは既に持っているのでOfficeだけ買いたいよ」という方は、Amazonや楽天で購入することができます。
サブスクリプション版(Microsoft 365)の特徴
① 常時、最新のアプリケーションを使用することができる
買い切り版は、機能のバージョンアップができません。
ところがMicrosoft365では、「常に最新の機能」を使うことができます。
最新の機能を使うことができる反面、不具合の原因になってしまうことがあります。もしビジネスで使う場合は、慎重に選択しましょう。
② 月額または年額費用が発生する
買い切り版は、最初に製品代を払ってしまえば、それ以降の費用は発生しません。
ところがMicrosoft365は「月額または年額費用」が発生することになりますが、初期費用は発生しません。
③ 同時に5台まで使用することが可能
買い切り版は、2台までのデバイスで利用することが可能でした。
ところがMicrosoft365では「同時に5台までのデバイス」を利用することができます。
これには注意が必要で、たとえば1ライセンスを5人で使うことはできません。
5人で使う場合は5ライセンスの契約が必要になります。
④ サポート期限を気にする必要がない
買い切り版には、サポート期限が設定されています。(Office 2021は、2026年10月13日まで)
ところがMicrosoft365は、利用している限りサポートを受けることができます。
⑤ 購入方法について
Microsoft365には「家庭向け」と「企業向け」の二通りがあります。
家庭向けであれば↓のようにAmazonや楽天からでも割安で購入することが可能です。
買い切り版とサブスクリプション版の今後について
買い切り版は、徐々に肩身の狭い扱いに変わっていくことでしょう。
現在でもすでに買い切り版をインストールがしにくくなっています。
ご自身に合った製品を選びながらも、どこかで切り替えていく準備をしておきましょう。