この記事について
【Wi-Fi無線ルーターのMACアドレスフィルタ機能とは】
この記事では、Wi-Fi無線のMACアドレスフィルタリングという機能を説明しています。使いどころや注意しなければならないことを解説しています。
MACアドレスフィルタリングとは?
MACアドレスフィルタリングとは、つなぎたい端末「だけ」を接続させる機能です。つまり「MACアドレスを登録していない端末」は接続ができなくなるので、フィルタリングとしての効果があります。
MACアドレスについて
MACアドレスとは?
MACアドレスとは、ネットワーク機器に必ず与えられている「世界で一つだけの識別番号」のことで、同じメーカーや同じ機種だとしても「必ず番号は異なります。」
表記のされ方
- コロン「:」かハイフン「-」のどちらかで区切られて表記されます。
- 12桁で表記されます。
- 数字とアルファベットで表記されます。(16進数を使用)
確認方法
確認方法はメーカー・機種によって違いますが、スマートフォンやパソコンは「設定画面」から確認することができます。
<アンドロイドスマートフォンでの確認例>
「設定」→「システム」→「端末情報」→「端末の状態」→「Wi-Fi MACアドレス」
<パソコンでの確認例>
①検索バーで「cmd」と入力します。
②コマンドプロンプトをクリックします。
③「ipconfig /all」と入力し、エンターボタンをクリックします。
④スクロールし「物理アドレス」と書かれている場所がMACアドレスです。
<ネットワーク機器>
ネットワーク機器の場合は、背面や底面に記載されていることが多いです。
メリット
- パソコンやスマートフォンの接続をコントロールすることができる。
デメリット
- スマートフォンやパソコンの買い替え・追加した際はMACアドレスリストを更新しなければならない。
- 機器によって、登録できる数に限りがある
セキュリティとして使うには注意が必要
MACアドレスフィルタリングは、「セキュリティ向上」の目的で使うには注意が必要です。
使いどころ
たとえば「個人用の端末は接続できないようにし、会社用だけを接続できるように制限したい」「トラフィック(通信量)が増えすぎないようにコントロールしたい」などの管理用途に使用するのが良いでしょう。
MACアドレスフィルタリングは「セキュリティの効果は一定程度」と理解しながら「デバイスコントロール」として使うことをオススメします。
設定方法例
今回はBuffaloのWSR-2533DHPの「MACアドレス制限」の設定方法をご紹介します。
①管理画面にログインして「詳細設定」をクリックする
②「無線設定」→「MACアクセス制限」→「制限する」にチェックをいれる
「登録リストの編集」をクリックする。
③接続を許可したい端末のMACアドレスを入力し、「新規追加」ボタンをクリックする。
④登録されたことを確認する。
「ハイフン」「小文字」で入力しましたが、自動で「コロン形式」「大文字」に変換してくれます。
⑤試しに登録した端末で無線接続すると「接続状態」が「〇」になります。
未接続だと「×」になります。
登録していない端末で接続しようとするとどうなる?
登録していない端末で接続しようとすると「このネットワークに接続できません」という表示になります。
有線LANは制限対象になるの?
Wi-Fi親機に接続されている有線LANはフィルタリングできるかを試しましたが、今回のBuffaloの場合はWi-Fiに限った話でした。(※登録されていなくても接続できてしまう)
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