
QNAP NAS TS-131Kを検証!
今まで色々NASを設定してきましたが、今回はQNAPのNASを設定する機会があったためご紹介します。
優秀な点や少し注意したほうが良い点など、購入の検討になれば良いと思います。
優秀な点
① 信頼性の高いHDDを搭載
みなさんはHDD(ハードディスク)によって信頼性(壊れやすさ)の違いがあることはご存じでしょうか?
QNAPの「TS-131K」はWestern Digital製(ウエスタンデジタル製)のハードディスクを採用しています。
例えばRED(赤色)は24時間365日稼働することを想定して作られているため、故障率が低く、まさにNAS向けのハードディスクと言えます。
② 複数のバックアップ先を設定できる
他メーカーのNASでも、大体1つはUSBポートが搭載されています。
そのUSBポートに外付けHDDを接続し、データのバックアップを取ることがよく行われます。
常にバックアップを取っておくことで不慮の事故に備えておくわけです。
そんなにいるの?と思うかもしれませんが、保険は多い方が良いと考えられます。
バックアップ先を2つや3つにしておくことができるので、冗長性が高いと言えます。
例えば、1つ目を「同期用」、2つ目を「1週間ごと」、3つ目を「1か月ごと」といった具合に使い分けることも可能です。
③ データはクラウドとの同期が可能
クラウドとは簡単に言うと企業のサーバーにデータを保管し、それを複数の端末からアクセスすることができる機能です。
データ共有できるというメリットがあります。
例えば、NASの中のデータをBOXなどのクラウドにバックアップしておくことが可能で、またその逆もできます。
近年では、地震や災害などでNAS・外付けHDDが故障してしまうことも考慮しなくてはなりません。
ローカルバックアップばかりではなく、クラウドへのバックアップも検討できるのはメリットです。
④ アプリケーションの追加ダウンロード・インストールが可能
QNAPでは、App Centerからアプリケーションを追加インストールすることが可能です。
今後さらに便利な機能を利用することが期待されます。
⑤ 低価格
非常に低価格で購入することができます。
注意が必要な点
操作する画面(インタフェース)が中~上級者向け
今回、TS-131Kを触ってみましたが、機能が豊富な反面、設定に迷うかもしれません。
今回は、セットアップや初期設定を行うことができましたので、最初に設定を行っておいた方が良い点などを、今後アップしようと思います。
運用・管理について
機能を設定した後は、主に下記の点を気にしなくてはなりません。
まとめ
NASはデータの「確保」をどのように確保するかが一番のポイントです。
またWestern Digital製(ウエスタンデジタル製)のHDDを使用しているため、故障率が低いのもうれしい点です。
さらにクラウドを利用できる点や、App Centerでアプリケーションを追加できる点などは、発展性が高いと感じました。
家庭でも企業でも有効に使用できる商品です。
今回ご紹介した商品について
内蔵HDDのドライブが1ドライブの為、外付けHDDやUPS(無停電装置)の追加構成があるとなお良いです。
また、NASの構成の仕方をどのようにしたら良いか分からないという場合は、下記の記事にまとめています。 是非参考にしてみて下さい。 → ネットワークHDD(NAS)のおすすめの選び方!