目次
この記事について
【Wi-Fiルーターで使うステルスSSIDとは?】
この記事では、Wi-Fiルーターでよく使われてるステルスSSIDについてまとめてあります。
- ステルスSSIDってなに?
- 通信の仕組み
- 使いどころってどこ?
- よくある失敗例
ステルスSSIDとは?
そもそもステルス(stealth)とは、日本語で「こっそりすること」や「忍ぶ」という意味があります。
今回のステルスSSIDという名前もほぼ似た意味で使われており、「周囲からSSIDを見えないようにする機能」ということになります。基本的にWi-Fiルーターに付与されている機能で、機能がない製品もあるので購入時は注意が必要です。
今回のステルスSSIDという名前もほぼ似た意味で使われており、「周囲からSSIDを見えないようにする機能」ということになります。基本的にWi-Fiルーターに付与されている機能で、機能がない製品もあるので購入時は注意が必要です。
通常、スマートフォンやノートパソコンをWi-Fi接続しようとする時は、下図のように接続したいSSIDが表示されますが、ステルスSSIDが有効になっている場合は、非表示になります。
またこの機能は、メーカーによって名称が異なります。
・ブロードキャストSSID
・Any接続
・ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽)
・Any接続
・ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽)
SSIDとは?
SSIDとは、「無線の電波を識別するための名称」のことです。
最近では、Wi-Fiルーターを各家庭に置くようになったため、周辺の無線電波数が多くなってきました。
そこで、それぞれに名前を付けておくことで、接続したい電波を簡単に判別できるようにしています。
そこで、それぞれに名前を付けておくことで、接続したい電波を簡単に判別できるようにしています。
SSIDを周囲に知らせる仕組み
では、どのようにSSIDを知らせているのでしょうか?
Wi-Fiルーターからはビーコン(Beacon)という信号を周囲に発信しています。
一般的に発信する間隔は変更することができ、短くすると通信品質は上がりますが、周りとの干渉が大きくなりますので注意が必要です。
そしてビーコンに含まれている情報は、SSID以外にも「ビーコン発信間隔の情報」や「認証方式の情報」などが含まれています。
ステルス機能というのは、ビーコン内の「SSIDだけを発信しないようにする機能」となります。
ステルス機能というのは、ビーコン内の「SSIDだけを発信しないようにする機能」となります。
ステルス機能のメリット
・SSIDを周辺に発信しないことで、必要のない情報展開をしなくて済む。
・不正アクセスにつながるきっかけを減らすことができる。
・不正アクセスにつながるきっかけを減らすことができる。
ステルス機能のデメリット
・設定を管理する必要がある。
・かんたんに接続できなくなる。
・かんたんに接続できなくなる。
ステルス機能の使いどころ
<アクセスコントロール目的>
この機能は、「接続数をある程度コントロールしたい」といった場合に利用するのが適しています。
例えば、一部の社員のみにSSIDをお知らせしておいて、その他の社員には知らせません。
そうすることで、その他の社員は「SSIDを知る機会」を減らすことになり、不要なアクセスを減らすことができます。
これは、組織内での「モラル」や「ルール」があってこそ成り立つ方法です。
そうすることで、その他の社員は「SSIDを知る機会」を減らすことになり、不要なアクセスを減らすことができます。
これは、組織内での「モラル」や「ルール」があってこそ成り立つ方法です。
もっとアクセス管理を徹底したい場合は、「MACアドレスフィルタ」なども併用するとよいでしょう。
<セキュリティ向上の一環>
周辺へSSIDを発信させると、不正アクセスにつながる取っ掛かりになってしまうことがありますので、ステルス機能によってセキュリティ向上を見込むことができます。
ところが、SSIDは調べようと思えば調べられてしまうので、これだけでは安心してはいけません。
もっとセキュリティ向上させるのであれば、「認証方式の見直し」や「MACアドレスフィルタ機能」、「パスワードの変更」などを行う必要があります。
もっとセキュリティ向上させるのであれば、「認証方式の見直し」や「MACアドレスフィルタ機能」、「パスワードの変更」などを行う必要があります。
よくある失敗
<設定したことを忘れる>
ステルス機能を使っている人は多くいますが、導入してから数年たつと設定したこと自体を忘れる人もいます。
設定した直後は内容を一覧にしておき、何かあった時にいつでも取り出せるようにしておきましょう。
設定した直後は内容を一覧にしておき、何かあった時にいつでも取り出せるようにしておきましょう。
<電波干渉はしないと錯覚してしまう>
ステルス機能は、「SSIDが見えないだけ」なので電波は普通に発信されています。よって他の通信機器との電波干渉は起こりえますので、もし電波干渉を避けたい場合は、無線の機能をOFFにする必要があります。
まとめ
項目 | 意味 | |
① | ステルスSSIDとは? | 周囲からSSIDを見えないようにする機能 |
② | SSIDとは? | 無線電波を識別するための名称 |
③ | SSIDを知らせる仕組み | ビーコン信号に載せて周囲へ発信している |
④ | ステルスSSIDの使いどころ | ・接続数のコントロール ・セキュリティ向上の一環 |
⑤ | よくある失敗 | ・設定したことを忘れる ・電波干渉にならないと勘違いする |
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