Microsoftアカウントとローカルアカウントの違い

Microsoftアカウントとローカルアカウントの違い

みなさんは、Microsoftアカウントとローカルアカウントの違いはお分かりでしょうか?  

 

なんとなく使用している方も多いと思いますので、今回は、それぞれのアカウントの利点を整理したいと思います。

 

Microsoftアカウントとは?

Microsoft社が提供するアカウントで、1つのアカウントを使用して、複数の端末にログインすることが可能となります。  

 

それにより、アプリケーションやコンテンツを共有できるメリットがあります。

 

また、もう一つのログイン方法として、「ローカルアカウント」というものがあります。
これはコンテンツなどの共有をすることができない、「パソコン内のみのアカウント」になります。  

 

Microsoftアカウントとローカルアカウントとの違い

  • Microsoftアカウント : Microsoft社のサーバー内に存在するアカウント
  • ローカルアカウント : そのパソコンの中にしか存在しないアカウント

 

よってMicrosoftアカウントは、登録作業が必要となりますが、ローカルアカウントは不要です。  

 

Microsoftアカウントで出来る事

簡潔に言うと端末同士で設定の共有が出来ます。  

 

例えば、自宅用のデスクトップパソコンが1台あり、持ち出し用のノートパソコンが1台あるとします。 今までは、それぞれのパソコンで壁紙を設定したり、ブラウザのお気に入りを設定していました。

 

しかし、同じ設定を2台に行うのは面倒ですよね?

 

そこで2台ともに「同じMicrosoftアカウント」でログインすれば、自動で設定を同期してくれます。

 

同期してくれる内容は、下記のとおりです。

  • テーマ(壁紙・デスクトップ環境など)
  • スタートメニュー
  • アプリケーション
  • 言語設定(ユーザー辞書やキーボードなど)
  • プリンターの設定
  • フォルダーの設定
  • ブラウザーの設定
  • ONE DRIVEのアカウント

 

一人で複数台使用する場合は、非常に効率的となります。  

 

Microsoftアカウントのデメリット

デメリットは下記の通りとなります。

  • アカウント情報が漏洩した場合、他者の端末からアクセスが出来てしまう。
  • 設定次第では、同期したくない場合でも同期されてしまう。
  • インターネット環境が必要
  • アカウント取得には、メールが必要であり多少の手間がかかる。

 

アカウント情報の漏洩防止には、PINコード機能で対策が可能です。詳しくは下記の記事をご確認下さい。

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どっちを選べばいいの?

では、どちらを選べばよいかを確認していきましょう。  

Microsoftアカウントが合っている人

  • 効率重視で少しでも時間が惜しい。
  • 端末の保有台数が多い
  • パスワード管理に自信がある

 

ローカルアカウントが合っている人

  • 端末の保有台数が少ない。
  • クラウド(アカウント共有)があまり信頼できない。
  • 設定同期の便利さにあまりメリットを感じない。

 

今後の流れ

今後は、Microsoftアカウントが主流になっていくと思われます。  

Windows10の初期セットアップをしていても、Microsoftアカウントを求める画面が出てきますので、Microsoftアカウントを勧めたいという意図が見え隠れします。

 

また、クラウド化はMicrosoftのみならず、他社でも様々なサービスが始まっていますので、時代の流れからすると、今後はこちらに移行していくでしょう。

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